いわての暮らし支え隊

第1回目の「ちゃぐりんスクール」。参加者もJA職員も一緒に記念撮影

JAいわて中央

家族で楽しむ
サツマイモの収穫体験
うちのパパが一番かっこいい!

家族みんなでヨイショ!サツマイモ掘り体験


植えられているのはクイックスイートという品種


お父さんのお手伝いをしたよ!


「掘ったどー!」

「おはようございまーす!」

 水たまりがところどころに残る雨上がりの朝、盛岡市の中羽場公民館に次々に家族が集まってきます。

 お父さん、お母さん、子どもたちも長靴に軍手、スコップなどを持って、準備もやる気も満々なようす。それもそのはず、今日はJAいわて中央のイベント「イケパパセミナー」の3回目、今年の春に植え付けをしたサツマイモの収穫なのですから。春から秋へとたっぷりと日差しを浴びて育ったはずのサツマイモ、さて出来映えはどうでしょう。
「去年は雨でダメだったけど、今年はどうやら収穫を楽しめそう。まずは畑で残っている作業をお父さんたちに手伝ってもらわないとね」。

 そう話すのは、畑を管理している「農事組合法人となん」の井上健一さん。「イケパパ」という名前からもわかるように、このイベントの主役はお父さん。普段は仕事に忙しいお父さんたちが子どもたちや家族のために奮闘、「イケてるパパ=イケパパ」を目指してもらうのです。


見て見て!カマキリがいたよ


お父さんと力を合わせてヨッコラショ!


今日一番のビッグサイズににっこり!


畑にはたくさんの生き物もいて興味津々


どんどん出てくるお芋。楽しいね!

 公民館から畑に移動した8組、29人のファミリー。まずはお父さんが中心となって、畑に残ったサツマイモのツルを取り除きます。こんもりと茂ったツルがなくなると、いよいよ芋掘りがスタート。広い畑のあちこちで、家族の力を合わせてサツマイモを探します。
「こっちにサツマイモがあるよ!」
「わ!このおイモ大きい!」
「カマキリがいる!ミミズもいたよ」
「ねえねえ、これは何のサナギかなあ?」

 土の中からはサツマイモだけではなく小さな生き物も出てきて、男の子たちは夢中。大きなサツマイモを見つけた子はお父さんとお母さんの力も借りてヨッコラショ!掘り出したサツマイモは大人の手にも余るほどの巨大サイズ!まわりから「おおー!」と歓声も上がりました。

お父さんたちを主役に。JAいわて中央のイベント


サツマイモのツルを取り除きます


お父さん、顔に泥がついちゃった


こんなたくさんのサツマイモは初めて

 食を囲む人たちと農業を営む人たちとの繋がりを大切に、安心安全で美味しい農産物の提供と農村風景を守っていく「食農立国」を掲げるJAいわて中央。盛岡という大きな消費地をかかえつつ、周囲には県下有数の穀倉地帯が広がっています。

 「イケパパセミナー」は平成28年にスタートした事業。JAの活動に触れる機会の少ない若い世代、なかでもお父さんたちに参加して欲しいとはじまりました。女性を対象とする料理教室などはありますが、子育て世代の男性を対象とするのはユニーク。
最初の年は12月から2月にかけてクリスマス料理づくりや南部もりおか凧づくりなど3回開催されました。


きゃー!このお芋、大きいよ!


ずっしりと重いサツマイモを支えます


お母さんのお手伝い(?)してます


畑の管理をする「農事組合法人となん」の井上健一さん(右)と小苅米希実さん


 そして3年目となった今年は全5回の開催。6月の「サツマイモとトウモロコシの植え付け」から8月の「トウモロコシ収穫とバーベキュー」、そして今回の「サツマイモ収穫と焼き芋づくり、12月には「パパがおもてなし!クリスマスパーティー」、翌年2月の「なが〜い恵方巻づくり」と続きます。

「若いお父さんたちにはぜひ、子どもたちから尊敬されるお父さんになってほしいですね」。  くらしの活動課の伊藤政治さんは、セミナー開催のねらいをそう話します。

今年は大豊作のサツマイモ!熱々の焼き芋もいただきます!


収穫体験の後は焼き芋を食べました


お父さんも一緒で楽しい体験でした!


焼きたてのサツマイモの皮をむいて…


パクリ!甘くてホクホク


JAいわて中央くらしの活動課の伊藤政治さん。「もっとJAの活動に触れる機会を作りたいですね」


たくさん焼いたサツマイモはお土産に

 今回のサツマイモは、畑を管理してきた井上さんも驚くような大収穫。それぞれのファミリーが大きなポリ袋一杯のサツマイモを手にしました。伊藤さんも「宝探しみたいで楽しかったですね!」と笑っています。

 でも、掘りあげたサツマイモはすぐに食べません。一ヶ月から二ヶ月、暗い場所などに置いて追熟させると甘みが増してきます。「ダンボールに入れて冷蔵庫の上に置いておけばOK。忘れた頃に食べるのが一番ですよ」と井上さん。そのかわりに、ついさっきまで炭火でじっくり焼かれていた焼き芋が全員にプレゼントされました。
「子どもたちは保育園で芋掘りもしてるんですが、家族で出来るのはうれしい。こんなに芋が出るとは思わなかったし楽しかった!」

 夏の植え付け体験から参加しているSさん家族はそう言ってにっこり。

 奥様の実家が農家というIさん家族は、昨年のイケパパセミナーにも参加しています。
「JAのイベントは初めてだったけど、子どもたちと土に触れ合ういい機会になりました」

 そう言いながら、熱々の焼き芋をほおばっています。
「こんなにいっぱい掘れるとは思ってなくて。食べきれないかも」

 そう話すSさん家族も、夏から続けてイベントに参加。収穫の喜びを体験できたようでした。

 次回は12月のクリスマスパーティー。イケパパたちの活躍が楽しみです!

(取材日/平成30年10月6日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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