いわての輝く女性

平成24年4月 JA新いわて女性部 岩手中央支部

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JA新いわて女性部 岩手中央支部

JA新いわて女性部岩手中央支部、副支部長の遠藤エキさん(左)と部員で農業委員の福士好子さん

 忙しい女性生産者にとって、農作業の少ない冬期の時間は貴重なもの。県内の各JA女性部ではこの時期に研修や旅行などさまざまなイベントを開催し部員の情報交換や親睦に役立つ取り組みを行っており、JA新いわて女性部でも支部単位で工夫を凝らしたイベントが開かれている。今回は2月中旬に行われた、JA新いわて女性部岩手中央支部の学習会の様子を紹介する。
 北上川の源泉のある岩手町は、キャベツ「いわて春みどり」やブルーベリーなど特産品も多い地域。岩手中央支部もおよそ160人の女性部員を数え、さまざまな活動が行われている。「岩手中央支部は40代から60代までの現役世代が比較的多いのが特徴ですね」と話すのは、副支部長の遠藤エキさん。今日行われる学習会に参加した総勢60人ほども、まさに家族とともに農業経営に取り組んでいる元気なメンバーばかりなのである。

学習会の別室ではフリーマーケット・バザーも行われた

部員手づくりの布小物もバザーに出品

バザーの売上は全額義援金として寄付される

学習会の開始はJA女性組織綱領の唱和から

 今回の学習会では、東日本大震災のためのフリーマーケット・バザーも併催された。別室に設けられたバザー会場には、部員が家庭から持ち寄った衣類や日用品がずらり。家庭での不要品だけではなく、部員手づくりの布製品も並んでいる。「あの震災からもう11ヶ月…いや、まだ11ヶ月。自分達で出来ることを出来るポジションで支援し続けることが大事だと考えます」と、遠藤副支部長は開会の挨拶でバザーの趣旨を参加者に伝えた。

女性部へエールを送ったJA新いわて代表理事専務の久保憲雄さん

青森県弘前から招かれた、健康講座の講師大黒谷ヨリ子さん

副支部長の遠藤さんをモデルにデモンストレーション

全員で健康体操を学ぶ。シェイプアップに効果あり

 続いて壇上に立ったのは、JA新いわて代表理事専務の久保憲雄さん。被災地支援に積極的に動いた女性部活動への感謝の言葉に続き、JA新いわてが今夏から導入する女性総代枠について説明し「組織を『利用』するのではなく、『参加』『参画』という形にしてほしい。積極的な挑戦を応援したい」と呼びかけた。
 学習会の午前の部は、「美と健康のミニ講座」と名付けられた健康講座。講師をつとめる岐阜アグリフーズ(株)のプロハーブアドバイザー大黒谷ヨリ子さんが、自らの体験をもとにスキンケアと化粧法をレクチャーした。「私ね、ファンデーション付けたことないの」には、会場から「え~~~~っ!?」の声。遠藤副支部長をモデルに行ったデモンストレーションにも興味津々の様子である。リンパの流れに沿ったマッサージや五十肩の改善にも役立つ体操、そして気になる脂肪のもみ出しレクチャーは会場一人ひとりに行った。「痛いっ!」「あーっ!!]と絶叫と笑い声が会場にこだまする。整然と並んでいた参加者も、あちこちで車座になって話し込んでいる。にぎやかなまま昼食がはじまり、食後はバザー会場の横に餅菓子や総菜などの加工工房を持つ部員が机を並べ、販売会も行われた。

大黒谷さんの楽しい指導で会場は一気に和やかに

トークも軽快。あちこちから笑い声が

和やかな雰囲気の中で部員同士も交流した

昼食時間には食品加工グループの販売会も

 午後の部はアトラクション。飛び入り参加OKのカラオケにあちこちから手が上がり、演奏のやむ間もない。それもそのはず、同支部で2年に1回行われるチャリティーコンサートでは、部員による催しが大人気なのだという。学習会でもその熱気は変わらず、最後はチャリティーコンサートでも恒例の「千恵子よしゃれ」に会わせ、全員が岩手町の盆踊りを踊った。

午後はアトラクション。飛び入りカラオケで盛り上がる

岩手中央支部の恒例行事「千恵子よしゃれ」で手踊り

学習会の最後は記念撮影

 「昔から農家は女性が支えてきたけど、それが現代ははっきり表面に出てきた」と遠藤副支部長。部員の福士好子さんも「自分で米を作り、その米でシフォンケーキを作れるのは女性。六次産業も女性パワーがあればこそ」と力を込める。産直出荷に得意分野を生かした加工など、まさに女性のアイデアが農業の可能性を広げているようだ。「だから忙しいけどハリがあって毎日が充実してるんですよ」。遠藤副支部長の笑顔、そして女性部のみなさんの元気が、今年の岩手の農業も明るく照らしていってくれるに違いない。

(取材日/平成24年2月11日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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