いわての輝く女性

平成25年7月 JA岩手県女性組織協議会

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JA岩手県女性組織協議会

女性協の役員と各JAの女性部長らが一堂に会した

JAいわい東女性部の佐藤幸子部長が司会をつとめて開会

ビジネスマナーコンサルティング代表の塚本晃子さん

さまざまなノウハウが書かれたテキストを読む参加者

 年に1度開催されている「岩手県女性組織リーダー研修会」。文化講演会やパネルディスカッションなど毎回違うテーマで例年100人を超える規模で実施されてきたが、今回、会場となった盛岡市内のホテルに集まったメンバーは60人程度。県役員の8人に、各JA女性部の部長や支部長、フレッシュリーダーに事務局という少人数である。理由は今回が、ゲーム形式のワークショップを交えたリーダー研修会だからである。「私たちの組織がどのような曲面でも窮することなく行動できるよう講習をいただきます」。主催者である熊谷冨民子会長は挨拶で、リーダーシップを高めるためより実践的な研修を選んだ理由を説明した。

会議のマナー、対話能力…リーダーに必要なスキルを披露

ゲーム「月面の危機」。シートに自分の意見を書き込む

これはすごい!図化して必要なものを考えたメンバーも

 講師は、ビジネスマナーコンサルティング(B.M.C)代表の塚本晃子さん。講演会や研修で全国を飛び回る塚本さんは、農山漁村の女性たちの産直活動や六次産業化の取り組みを高く評価、「そのお手伝いができれば」と、ビジネス界必須のスキルを女性にもわかりやすく伝えている。まずは、人が集まる場面で活用出来る会議シーンでの知識とマナー。塚本さんによると、会議でのスピーチは「準備に8割、あとの2割が当日」。テーマについて自分で調べた上で当日に臨むのがいいという。会議でのプレゼン力を高めるのに有効な「1分間スピーチ」も参加者に体験してもらい、日頃からのトレーニングが重要だと説明した。

フレッシュの藤倉千春さんと考えを話し合う葛巻輝副会長

さまざまな立場のメンバーがテーブルを囲んで話し合う

シートへの記入は自分で。他人と相談もしてはダメ

 テキストの説明をひととおり終え、いよいよ本題のワークショップ。『月面の危機』という、アメリカのNASAでチームデザインを学ぶために作成されたゲームを、テーブルごとのチームでディスカッションしながらまとめていく。宇宙船が不時着した月面で、生き残るために必要なものを15品目から優先順位を選んでいくという内容だが、マッチやナイロン製ロープ、絹のパラシュート等々、必要かどうかわからないものも含まれる。ましてや設定は、行ったことのない月面だ。水が先か食料が先か、ピストルは月面で使えるのか…? メンバーの意見に耳を傾け、自分の意見を発表する。これを繰り返すことで、おのずとプレゼン能力も高まっていくという訳である。「みんな(必要品目の)優先順位が全く違って面白い」と、なかには食事時間まで意見の集約に費やしたチームもあるほど、午前の部は盛り上がった。

各人のシートをチェックしていく塚本さん

意見を集約、チームの結果をパソコンに入力した

それぞれのチームの結果を、代表者が報告

 午後はチームごとの発表。優先順位はもちろん、根拠となった意見や反論に関しても説明していく。笑いも交えての報告が続き、「出席をしていない人にも会議の様子を報告出来る能力が高い」と、塚本さんも感心するほど。その上で、NASAが作成した『正解』に照らしグループごとの偏差数を計算、偏差値の高い順にA・B・C・D・Eの5段階評価が発表された。結果はどのチームも上位3段階の評価におさまり、「緊急事態に直面しても生き残れます」と塚本さん。その後の体験リポート提出で、各人が話すこと聞くこと、そして個人と集団の活動について振り返った。昼食を挟んでじっくりと4時間、有意義な研修となった。

思わぬ意見、ユニークな発想に聴取者も笑顔に

結果は全チームが“合格点”。サバイバル能力は高い!?

新JA女性の歌を合唱して研修会は終了した

(取材日/平成25年6月20日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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