いわての輝く女性

平成25年12月 JAいわい東女性部

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JAいわい東女性部

千厩町農村環境改善センターで開催された「JA生活シーダー研修会」

作るのは、ちりめんの花飾りをあしらったマカロンコインケース

まずは作り方についてメンバーに説明する佐藤部長

赤、薄紫、ピンクの3色から好きな色を選んで作っていく

 JAいわい東女性部の活動拠点のひとつ、千厩町農村環境改善センター。蒸し暑さのぶり返した秋の一日、恒例の「生活シーダー研修会」が行われた。今回は「家の光」に連載されている手芸コーナーから、つまみ細工のマカロンコインケースを作る手芸教室。佐藤幸子女性部長やJAいわい東事務局を講師役に、各支部から13人の生活シーダーが参加した。

すべて手縫いで仕上げる。熟練の針仕事があちこちで

台座を合わせるファスナーも手縫いで合わせていく

裁縫道具は各自持参。針山ひとつもその人ならでは

 千厩・藤沢・大東・東山・室根・川崎の6支部合わせて3000人以上の部員を擁するJAいわい東女性部。活発な各支部の活動の中から誕生したのが「生活シーダー制度」で、その歴史ははや20年近いとか。地域の生活文化に関する活動をサポートするという目的のもと、伝統食作りや食品加工、手工芸や各種レクリエーション活動などの特技や趣味を持った部員を生活シーダーとして認定・登録し、地域で行われる料理講習会や加工教室などの活動へ講師役として派遣するのだが、女性部活動のみならず農家組合や地域・学校行事、生活グループなどからの要請にも応えており、地域活動に欠かせない存在となっている。今年度の登録者は31名で、食の匠や野菜ソムリエ等々、多彩な達人揃いである。

「ここはこうして…」メンバー同士、教え合いながら

花飾りの材料。細かな花弁は一つひとつ丸めた

花弁を慎重に貼っていく。集中力のいる瞬間

 さて本日作るマカロンケースは昨今女性に人気の小物入れで、フタにはちりめんで作った花飾りを付けるようになっている。千厩地域ではひなまつりなどでつるし雛やつるし飾りに親しむ人が多く、「ちりめん細工にはなじみがあるのよ」とメンバー。まずは直径4センチ程度の大きさの台座を布でくるみ、ファスナーを縫い付けていく。「あ~眼鏡忘れて来たから見えにくい」「もっと大きいものかと思ってた」と、悪戦苦闘しながらも雰囲気は和気あいあい。細かな花飾りの造作はテーブル同士で教え合い、無事全員がマカロンケースを完成させた。

花弁貼りはバランスも大事。みなでチェックしあう

完成!こちらのテーブルではピンクの花色を選んだ

赤、薄紫、ピンク、色も出来映えも個性が光る

 2014年3月1日、JAいわい東は隣接するJAいわて南と合併し、新たに「JAいわて平泉」が誕生する。佐藤部長も女性部を代表して合併に関わる会議に参加、関係機関との調整に忙しい。「規約の改正はもちろん、支部の名称をどう統一するかや家の光大会の開催日時まで決めることなど、たくさんあるけれど、部員同士の繋がりは大事にしたい」と佐藤部長はいう。嬉しかったのは、この「生活シーダー制度」が合併後の女性部全体で取り組むことが決定したこと。「JAいわて南女性部にいる達人にもシーダーに登録してもらい、地域活動に参加してもらえれば。お互いの地域をシーダーが行き交う中で、きっと交流も生まれていくと思います」。シーダーという素晴らしい慣習を引き継ぐことで、地域や女性の力を引き出していきたいと佐藤部長は考えている。大きい組織体になることでの大変さも意識しつつ、完成したマカロンケースを手に笑顔を交わす光景を見ていると、きっと大丈夫という確信がわいてくる。来年春のJAいわて平泉女性部の誕生に向け、結束を強めるメンバーだった。

事務局メンバーもマカロンケースづくりに挑戦した

学び、教え合いながらそれぞれの作品が完成

最後は全員で。JAいわい東の達人が勢揃いした

(取材日/平成25年9月18日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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