いわての輝く女性

平成26年1月 JA新いわて女性部

一覧へ戻る

JA新いわて女性部

JA女性組織綱領唱和で5時間半の大会の幕開け

会場は玉山区の姫神ホール。冬晴れの一日だった

10時の開会前に各支部から続々メンバーが会場入り

600人の収容力のあるホール。座席も壇上も広い

 二戸、八幡平、奥中山、雫石そして滝沢地域から沿岸の宮古や久慈地域まで、岩手県のほぼ北半分をエリアとするJA新いわて。女性部も12支部・3500人以上を数え、各地域で個性的な活動が行われている。そんなJA新いわて女性部の主要事業として、今年度で17回を数える「女性部のつどい ならびに 家の光大会」が開かれた。会場となった盛岡市渋民文化会館姫神ホールには、来賓や職員も含めて500人を越える参加者が集まった。

家の光普及・文化活動の表彰。1位は二戸中央支部

ホール前ではフリーマーケット。多彩な農産加工品

道の駅で評判のキャベツ漬け。女性部は達人ぞろい

 女性のつどいといえば、各界の専門家や著名人を招いての講演会やパネルディスカッションなどが一般的だが、「今回はちょっと変わった形にしました」と、主催者の髙橋弘美女性部長。選ばれた催しは映画上映で、葉っぱビジネスで地域再生に成功した徳島県上勝町の実話を映画化した作品『人生、いろどり』を上映するというものだ。「とてもパワーのあるいい映画。私たちも作品からパワーをもらって活動したい」と、開会の挨拶で髙橋部長は500人余りの参加者を前に思いを告げた。続いての祝辞でも、壇上の久保憲雄代表理事組合長から「農業や地域のイベントは女性部の力なくしてはできない」と女性部への感謝の言葉が。「TPPをはじめ日本農政の大転換期にあたる今こそ、地域そして集落の維持発展に女性部の果たす役割の大きさを訴え、さらにJA組織の体質強化にも女性ならではの意見を取り入れていきたい」と話し、「この大会を最大限の自己表現の場としてもらい、帰る頃には1歩前向きな自分になれるよう盛り上げて」と参加者へのエールで締めくくった。

フリーマーケットは各支部メンバーの交流の場にもなった

午後の部は3人のメンバーの活動発表に耳を傾けた

各支部ごとに昼食。秋の収穫も終わり、交流を楽しむ

 祝辞のあとは家の光普及・文化活動優良支部の表彰式が行われ、いよいよ映画上映会。600人収容可能な姫神ホールの大スクリーンに、四国の美しい森や田園が映し出される。この場所で葉っぱや草花を料理のつまものとして販売することを思い立ったのは、一人のJA職員と3人のおばあちゃん達。努力して地域の人たちや家族の理解と協力を得、2億円をはるかに越えるビジネスに成長させたのである。「すごい力をもらった」と映画の感想を話してくれた西根支部のメンバーも、映画と同様3人グループ。「私たちも、誰かが落ち込んでいても別の一人が『よし!』って声を掛け合える関係なんです」と笑顔を見せてくれた。また昼食時間を使ってホール前のホワイエではフリーマーケットが開催され、各支部自慢の加工品や野菜が勢揃い。管内の活発な産直活動を伝えるがごとく盛り上がっていた。

雫石中央支部のアトラクションは祝言の様子を再現

あねっこ姿で民謡「どどさい節」に合わせて踊る

艶やかな和装で「南部蝉しぐれ」を踊る玉山中央支部

 午後の部は、活動発表として3人のメンバーが壇上に。宮古中央支部長の竹野牧子さんは「農業は好きですか?」と題し、母の手伝いから見よう見まねで始めた農業で収穫の喜びを知ったこと、さらに女性部活動で出会った仲間と味噌工房を立ち上げたことを発表。安代中央支部長の北口ハマ子さんは「女性部活動を次世代へ」として、安代地区の紹介と特産のりんどう栽培の確立までを紹介した。岩手中央支部の横澤泉さんは、震災で山田町から岩手町へ来て義兄夫婦の稲作を手伝っていることを報告。女性部活動にも参加し「あなたの青春を返してあげる」との題目通り、今が青春時代ともいうべき夢や展望を語った。
 演者への大きな拍手のあとは最終プログラムのアトラクション。今大会は雫石中央支部と玉山中央支部の担当で、雫石中央支部は伝統的な祝言の習慣をコミカルな芝居仕立てで披露、会場は笑いに包まれた。玉山中央支部は地域出身の演歌歌手のヒット曲「南部蝉しぐれ」に合わせた舞踊や合唱などを披露、終了ごとに大きな拍手が贈られていた。

アトラクションの最後は縁起のいい餅まきを再現

踊りに歌に、華やかなステージに拍手喝采

JA新いわての顔として活躍する髙橋弘美女性部長

 2013年は豪雨や台風などの災害が頻発し、JA新いわて管内でも甚大な被害を受けた場所がある。大会主催者として奔走した髙橋女性部長も「こういう時だからこそ元気が出る映画とアトラクションで、みんなにも元気になって欲しかった」と話す。新年度そして春の営農再開に向け、女性部メンバーにとっては確かなパワーチャージの1日となっただろう。

(取材日/平成25年11月9日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

インデックスページへ戻る