いわての輝く女性

平成26年4月 JAいわて中央女性部

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JAいわて中央女性部

熊谷富民子部長(前列右より2人目)と紫波地域の支部長

JAいわて中央パーフルパレスで開催された「手づくり生活展」

総数900点以上、見応えのある作品展示

支部ごとにたくさんの作品が展示された

 冬の農閑期は生産者にとっては束の間の休み。料理や手芸などの趣味に精を出せるのもこの時期ならではで、JAいわて中央紫波地域女性部では今年もJA本所を会場に「手づくり生活展」を開催、部員の力作を披露した。

 手づくり生活展はJA合併前の志和農協時代から行われてきた伝統のあるイベントで、農閑期に部員たちが集まって手工芸を教え合っていたことに始まるという。その後もイベントは継続され、かつてはファッションショーを開催していたこともあるのだとか。今回は、ファッションショーこそないもののフリーマーケットや手づくり作品の講習会、そして管内で農業六次化に取り組んでいる工房の食品などの販売も合わせて行われた。

干支のウマを可愛らしい編みぐるみで

ひときわ目を引いた吊るし雛コーナー

彦部地区の代表作品、手づくりのほうき

 会場となった2階ホールには、志和・日詰・東部・赤石・古館・水分・彦部・長岡・赤沢・佐比内の10支部から、部員430人の力作がずらり勢揃い。カラフルな布小物や編み物、クラフトテープ製のバッグやリメイク雑貨などなど、およそ900点もの品物にはただただ圧倒される。ひときわ色鮮やかに人目を引いていたのは吊るし雛で、牛乳パックを使った夢灯りも会場の一画を占めていた。彦部支部では、材料となるホウキグサの栽培から取り組んでいる特産のほうきを数多く出店、展示のほか販売品もあり多くの人が足を止めていた。

工夫や苦労も書き添えて出品する

会場はもの作りの好きな人同士の情報交換の場

産直活動がさかんな紫波地域。加工品も豊富だ

 初日はオープンと同時に人が訪れ、フリーマーケットコーナーは大賑わい。「家の光」の記事を活用した講習会コーナーも、ペットボトルを使った針刺しづくりが好評だ。それでも来場者の楽しみは作品鑑賞と、やはり農産加工品販売コーナーの様子。テーブルの上には大福やがんづき、おこわなど農家の『こびる』がいっぱい並んでいる。その一画にあったのは、女性部の役員メンバーが昨年から取り組んできた手づくり味噌。古館地区の遊休地で大豆を育てることからはじめ、さまざまな試作を経て初お披露目となったものである。

 熊谷富民子部長は「26年度の本格発売を目標に、今年の夏には徳田地区に加工施設も設置します」とこれからの予定を語る。紫波の野菜を使った味噌漬けなどの加工品をはじめ、震災の復興支援で見知った乾燥味噌づくりなど新たな構想も浮かんでいるという。

和菓子や総菜はもちろん洋菓子づくりの達人も

一吉工房の佐藤一子さん。「家族の応援もはげみ」と

紫波地域女性部の味噌。加工は「あぐりちゃや」が担当

 同じく加工品販売コーナーに出店していた佐藤一子さんは、6年前に餅菓子や弁当・総菜を製造する工房「一吉工房」を立ち上げた。自宅ではトマトと米を栽培しており、夏には自家製トマトゼリーも登場。地元の彦部産直のほか、日詰のなんバザホールや紫波のオガールプラザなど販路も広がっており、「忙しいけどやりがいがある」と笑顔を見せた。米をはじめ野菜や果樹、畜産など生産品目の多い紫波地域。その魅力を伝えるためにも、農産加工への期待やニーズは今後さらに高まっていくだろう。そんな六次化への取り組みも応援するのが、今回の「手づくり生活展」の目的のひとつでもあったようだ。

みそ汁の試食も。バランスの良い旨い味噌だった

ペットボトルのキャップで作った針刺し

もの作りは教え合い、楽しむのが基本。体験コーナー

 手工芸品から食べ物まで、多彩な「手づくり」が並んだ作品展。紫波地域女性部メンバーの芸達者ぶりがいかんなく発揮された催事であった。

(取材日/平成26年1月22日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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