いわての輝く女性

平成26年8月 JA岩手ふるさと女性部 水沢地域女性部

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JA岩手ふるさと女性部 水沢地域女性部

「伝統のある大運動会です」と佐藤順子地域女性部長

「これは、私たちにとっての田植え上がりのさなぶり。午後の各支部での慰労会まで丸々一日、水沢の女性パワーが炸裂する日なんですよ」。

 水沢区体育館の中、集まってきた人たちの表情はみな明るい。元気に挨拶を交わしながらもすぐに打ち合わせを始める人々もいる。何といってもこれから、支部同士チームパワーを競い合うのだ。今日はJA岩手ふるさと水沢地域女性部恒例の「大運動会」の日である。

200人ほどの女性部員が参加して行われた

大運動会の伝統を刻んだ優勝杯

2チームごとに対戦、勝敗を競った玉入れ

 水沢、佐倉河、満倉、真城、姉体、黒石、常磐の7支部で構成される水沢地域女性部。いくつかある年間行事の中でも、この大運動会は水沢農協時代から行われてきた伝統行事のひとつ。田植え後で夏の生産活動が本番を迎える少し手前、女性部員の親睦と慰労を目的に毎年実施されてきた。「私が嫁いで来る前からあった歴史ある大会。その歴史の1ページに刻まれるよう、けがのないように頑張りましょう。みなさんはこの体育館に集まっただけで、もう5歳は若返っています。久しぶりの友人との交流も楽しんでください!」。佐藤順子女性部長の開会の挨拶に、会場に集まった約200人の部員の顔にも笑顔が広がった。

こんな可愛らしいちびっ子サポーターも登場

2人の息を合わせないとボールがこぼれてしまう

ボールを送り前へと走る。正確さと瞬発力もカギ

 奥州市のスポーツ振興に合わせ、チャレンジデーに開催されている本大会。プログラムにも楽しみながら体を動かす工夫がいっぱいだ。皮切りは、支部のパワーを結集して取り組む玉入れから。20秒で頭上のカゴにどれだけ球を入れられるかを競う。「よーい、スタート!」。一斉に飛び交う紅白の球に応援の声も重なって、大会は開始早々ヒートアップ。続く縄跳びリレー、割烹着や手ぬぐいを着せるスピードを競う支度競走、脇の下にボール挟んで2人で走るリレー等々、パワフルさとチームワークのよさにも驚く。ちなみに参加人数の少ない支部には他支部からの『助っ人』が入るのも大会の伝統で、水沢地域女性部全体の繋がりが強いということの証拠でもあるだろう。ここまでの中間得点の順位は、1位が真城、続いて佐倉河、常磐、水沢、満倉、姉体、黒石の順。優勝常連組の真城、相変わらず強い。

競技前にガッツポーズ!満倉地域のみなさん

前部長の鈴木厚子さんも運動会に参加

記録員も和気あいあい。この交流が楽しみだ

 後半も、チームワークを競うプログラムが続く。火バサミで紅白玉を拾って背中の買い物カゴに入れるレース、頭の上からボールを送るレース、ラケットの上にボールを乗せて走るリレー…参加メンバーも応援メンバーも一心同体となり競技は進む。最後のプログラムは後継者リレーで、60代以上・51~59歳・50歳以下という世代ごとに合計10人の選手が走ることからこの名がついた。まさに姑世代と嫁世代がひとつのバトンを繋ぐ、運動会のクライマックスだ。ピストル音とともに一斉にスタートするトップランナー、広い体育館を疾走し次々にバトンを渡していく。10人のレースながら、あっという間にゴール。真っ先にテープを切ったのは「リレーはダントツに強いチーム」と皆さんが口を揃える佐倉河であった。

黒石地域には菅原情子女性部長(左)が参加した

地域支部で早さを競うクライマックスのリレー

閉会式。優勝チームには惜しみない拍手が

優勝杯、準優勝杯がそれぞれのチームへ

 果たして今年の運動会は、1位が佐倉河、2位が真城、3位が常磐という順位。優勝旗は5年ぶりに真城から佐倉河に渡った。この後各地区に会場を移し、懇親会が行われた。諸事情から3年前から大運動会は午前のみの開催となっているが、「地域の親睦と健康を祈って続けてきた大会はこれからも守っていきたい」と佐藤部長はいう。参加していた人の笑顔と生き生きとした様子を見ている限り、大運動会はこれからも続いていくのは間違いない。

(取材日/平成26年5月28日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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