いわての輝く女性

平成26年10月 JA江刺 女性部

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JA江刺 女性部

佐々木祐子部長(前列中央)ほか江刺女性部支部長

 朝からジリジリと強い日差しが照りつける。そんな夏真っ盛りの8月2日、JA江刺本所の駐車場には110人以上の親子連れが集まった。今日は、昨年に引き続き2回目の開催となる「2014 JA親子フェスタ」の日。9時から午後2時まで、作って食べて、そして思う存分遊ぶプログラムが組まれている。「去年楽しかったから、今年もまた参加してくれたという人もいる。うれしいですね」。集まった親子連れを見渡し、笑顔で話すJA江刺女性部長の佐々木祐子さん。フェスタは昨年、佐々木さんら女性部が手探りの中から始めたイベントだ。それが今年は青年部の参加も得て、より大きく充実した内容になった。「これからの子どもたちと父母に、江刺の農業のよいところを伝えていきたいと始めたイベント。作って遊んで作って食べて、そしてちょっと考えるメニューを青年部と一緒になって考えました」と、佐々木部長は開会式で挨拶。青年部委員長の菊池暁さんがフェスタの開催を宣言した。

開会式では青年部によるゲームも行われた

本所前には各支部の青年部立て看板コンクール作品が

みんなで協力しての水鉄砲づくり

 午前中は本所内で親子の工作タイム。女性部と青年部のメンバーが指導しながら、竹を使った水鉄砲と牛乳パックを使ったコマを作る。その間に外では女性部メンバーが中心となってバーベキューの準備。江刺牛や江刺産野菜と一緒に食べてもらうご飯を、昔ながらの「ぬか釜」で炊くのである。ぬか釜は、ガスや電気炊飯器が登場するまでは農家では当たり前のように使われていた炊飯道具。江刺の米農家、小泉公基さんが古いぬか釜を使ってご飯を炊き、参加者に振る舞うのである。使う燃料は籾殻で炊飯時間は40分ほどだが、1斗2升の米を炊くため2基のぬか釜がフル稼働である。「ぬか釜で炊くと米一粒一粒が立って甘さが際立つんです」と小泉さんも惚れ込むぬか釜ご飯のおいしさ、炊きあがりの香りには女性部メンバーたちが集まり「ご飯てこうだったよねえ」と懐かしがっている。

お母さんと一緒に作った水鉄砲を手に

屋外では小泉さんがぬか釜の準備。燃料は籾殻

子どもたちに羊について教える平野昌志さん

 その横で、佐々木部長がフェスタ開催の理由を話してくれた。女性部にはフレッシュミズがないため、若い母親との接点を作りたいと10人の支部長が知恵を絞って企画。催し物の検討やバーベキューの材料調達、なにより人集めに苦労したという。それでも今年の開催も支部長たちからの第2回開催の発案。さらに青年部が加わり、工作体験のほか「梁川ひつじ飼育者の会」の平野昌志さんが飼養するサフォーク種2頭を連れてくることにもなった。耕作放棄地の活用を目的に羊を導入した平野さん、現在は羊肉の生産で首都圏のレストランとも取引を行っているという。こうしたさまざまな生産者が、江刺の食の魅力を子どもたちに伝えている。

作った水鉄砲で的あてゲームを楽しんだ

家族と一緒にバーベキューの野菜を

ぬか釜でのご飯が炊きあがり、甘い香りが漂う

 30度を超える気温の中、屋外で水鉄砲を楽しんだ子どもたち。充分にお腹がすいたところでさあバーベキューだ。野菜はもちろん霜降りの牛肉もすべて地元産。炊きあがったぬか釜ご飯も大好評で、あちこちから子どもたちの「おかわり!」の声が上がる。美味しいものは美味しいと、子どもたちはよく知っている。そして午後は再び本所内で青年部による○×クイズ大会が。「お米の主な成分はたんぱく質である」「お米の計量単位『一俵』は50kgのこと」…メンバーが考えた全12問のクイズの内容は、大人でも首をひねるほど難しいものも。中には炭酸飲料にどれだけの砂糖が使われいるかなど、食について考えるクイズもあった。

「いただきます!」江刺の牛肉とご飯をほうばる

企画から運営まで大活躍の女性部メンバー

最後の○×クイズ。正解のたび大歓声が上がった

正解数の多かった子どもたちに江刺リンゴジュースが送られた

 「おいしい記憶は大人になっても忘れません。来年も継続していきたい」。閉会式の佐々木部長の挨拶に、参加者はもちろん女性部と青年部のメンバーからも拍手が送られた。

(取材日/平成26年8月2日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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