いわての輝く女性

平成27年4月 JAいわて平泉

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JAいわて平泉

JAいわて平泉の各支部長、フレッシュ部長が一堂に。後列左から小野寺キイ子副部長、佐藤幸子部長

 平成26年3月、旧JAいわて南と旧JAいわい東が合併して誕生した「JAいわて平泉」。県内3番目の事業規模となったJA誕生からもうすぐ1年となる1月、一関文化センターを会場に「JAいわて平泉女性部大会並びに家の光大会」が約700人の参集をもって開催された。

主催者挨拶に立つ佐藤幸子女性部長

700人の女性部員とJA役員が大会に参加した

体験発表者。それぞれの活動について披露した

 綱領唱和に続き、開会の挨拶でまず壇上に立ったのは鈴木昭男代表理事組合長。来賓への感謝を述べたあと、話題は農業をとりまく情勢の厳しさへ。「力強い絆で支えあうのが共同のねらい。改革を受けとめながら農家が幸せになるよう問題解決に向けて努力していかねば」との言葉に、会場からは大きな拍手が起こった。続いて立った佐藤幸子女性部長は、合併初年度の実績を報告。合併記念親睦事業で行った福島県への復興支援ほか女性部講座の実施、また今大会に合わせて大豆料理コンテストも行うなど積極的な取り組みを紹介し、「これからも活動への参加を期待します」と会場の部員へ呼びかけ、大会の午前の部がスタートした。

 午前の主なプログラムは3人の女性部員による体験発表。一関中央支部の佐藤正子さんは「女性部活動にひと工夫を」と題し、住んでいる舞川地区で取り組んだ景観保全運動に触発されてスタートした女性部活動を紹介。事業への「ひと工夫」で参加意欲を高める取り組みが、参加者の興味を惹いていた。千厩中央支部の小山麗子さんは「仲間に支えられて」として、農家に嫁いでからの歩みを振り返った。若妻学級で仲間に出会い、食の匠の認定も経て現在は念願の味噌加工場を仲間と切り盛りしている。藤沢中央支部の畠山洋子さんは徳田地区で取り組んでいる地域活動と、35年間欠かさず家の光家計簿の記帳を行っていることを紹介した。発表はこの後、来賓の話し合いによって最優秀賞が選ばれる。

会場ロビーでは「家の光」記事活用作品展が

大豆料理コンクールの作品には人だかりが

最優秀賞に輝いた大豆料理「煎り大豆の大福餅」

 昼食を挟み、午後の部は女性部各支部の有志によるアトラクションから。平泉中央支部の優雅な「祝賀の舞」にはじまり、花泉中央支部、大東中央支部、東山中央支部、川崎中央支部、川崎中央支部、室根中央支部のメンバーが次々にステージに立って練習の成果を披露した。正統派の演舞あればコミカルなダンスありで、手拍子や爆笑も巻き起こって会場とステージが一体化したような盛り上りぶり。この熱気を休憩でクールダウンさせ、続いてはテレビ等で活躍中の歌手、小笠原優子さんの記念コンサートが行われた。童謡メドレーから母と子どもをテーマにした歌など、澄み渡った歌声が会場を包み込む。岩手にちなみ新沼謙治さんや千昌夫さんの名曲を歌い上げ、手話も交えて「ふるさと」を会場と合唱する場面も。さらにピアノ伴奏による「南部牛追唄」や「南部俵つみ唄」と新しいアレンジにも挑戦し、「ふるさとは今も変わらず」を会場と大合唱してコンサートは締めくくられた。

華やかな和服で踊りを披露するグループ

ねじり鉢巻に半纏。揃いの衣装で息もばっちり

支部の元気な雰囲気も演目から伝わってくる

パフォーマンスと衣装でひときわ大きな喝采が

 大会の最後は、午前の部での体験発表の講評と表彰。組織活動についての紹介と家の光の記事活用という審査ポイントにより、一関中央支部の佐藤正子さんが最優秀賞に選ばれた。続いて大豆料理コンクールの表彰式が行われ、JA女性の歌「明日輝くために」を合唱して、平成26年度の女性部大会は無事終了した。

小笠原優子さんの歌声が会場を魅了した

コンサート終了、佐藤部長から花束の贈呈

大豆料理コンクールの表彰式も行われた

 陣頭に立つ佐藤幸子女性部長は、合併後の歩みを「2つの組織の違いを実感した1年だった」と振り返る。それぞれのやり方の違いにとまどいつつも、小野寺キイ子副部長と協力しながら、例えばJAいわい東の生活シーダー制度やJAいわて南の4つの活動グループを全体で行うなど「いいものは取り込んで広めていきたい」という方針のもと進めてきた。合併して3800人もの大所帯になった女性部の運営は、確かに並大抵なことではない。それでも「地域の活動を重点的にやっていきたい」と佐藤部長は考えている。スケールメリットを活かしつつ地域の個性を尊重する活動とは。JAいわて平泉女性部の今後の展開が気になる。

(取材日/平成27年1月10日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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