いわての輝く女性

平成27年8月 JA新いわて 奥中山支部小鳥谷分会

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JA新いわて 奥中山支部小鳥谷分会

完成した花の寄せ植えを前に、参加者で記念撮影

 さくらんぼやぶどうなどの産地として知られる一戸町小鳥谷地区。夏の集荷を間近に控えた5月、まだ静まり返っているJA新いわての小鳥谷集荷場に、なにやら朝から車が集まってきていた。荷台から下ろされるのはさくらんぼ…ではなく、色鮮やかな花の鉢。バラにベコニアに、マーガレットにレモンバーベナに…10種類以上はあるだろうか。培養土や鉢底土の袋も一緒に下ろされて、集荷場前はちょっとした園芸店のような様相である。その花々の美しい取り合わせに、見守るJA新いわて奥中山支部小鳥谷分会の13人の表情もほころんでいく。「自分の好きなように植えること。バラを中心にするのだけがルールですよ」。集まったメンバーに、分会長の昆タカ子さんが説明する。春の農繁期も終了したこの日、小鳥谷分会では有志による花の寄せ植えづくりが行われた。

JA新いわて奥中山支部小鳥谷分会、分会長の昆タカ子さん

荷台いっぱいに美しい花。この花苗と土は女性部で用意

ピンクのバラ。宿根草なので来年以降も楽しめる

 寄せ植えづくりは小鳥谷分会の女性部活動のひとつで、取り組みはじめて今年で3年目。季節の花を用いて寄せ植えを作り、完成した鉢はメンバーが自宅に持ち帰って楽しんでいる。花種や植え方に細かな決めごとはないが、「毎年、何か宿根草を入れています」と昆さん。今年はバラとマーガレットだが、以前の寄せ植えにはテッセンやホクシャを使ったこともあるそうで「今も自宅で育てているよ」という園芸上手のメンバーも。「宿根草を入れれば、植えた時のことを思い出として残せるからね」と昆さんもいう。2年そして3年と活動を重ねるごとにきれいな花が増えていくというのは嬉しいし、励みにもなることだろう。

苗選び。宿根草と一年草を取り合わせて植える

今年度最初の活動。昆さんから挨拶と植え方の説明が

とびきりの笑顔!花があるだけで幸せな気分になる

 昆さんからの説明のあとは花を選び、取り合わせを考えながら各自が持参した鉢に植えていく。ピンクのバラ、イエローのマーガレット、赤のベゴニアに紫のペチュニア…。花材は同じでも、配置や組み合わせでまったく違うひと鉢が出来る。完成後は鉢と一緒に全員で記念撮影、今年の出来映えをお互いに讃えあった。

土入れや水やり、互いに協力しながら寄せ植えづくり

来れなかった仲間の分の花苗を選んでいくメンバーも

5月とはいえかなりの日差し。てきぱきと作業は進む

大きさも色合わせも個性あふれる寄せ植えが完成

 その様子を見ながら「小鳥谷分会は団結力も協調性もとてもいいんですよ」と昆さん。6年前に分会長を引き受けてから、分会24人のメンバーと活動してきた。今年もこの寄せ植えづくりをスタートに様々な行事を企画、6月の「ままごころ昼食会」をはじめ、7月の奥中山エリア女性部全体交流会、9月には農業祭に屋台を出し、10月は奥州街道ウォーキングも行うという。なかでも6月の昼食会は、地域の70代以上のお年寄りを招いて、昼食の提供ほか講演会なども行う交流会で「これまでお世話になった地域の先輩への感謝の気持ちと、今まで私たちが学んだことの披露を兼ねたもの」と昆さん。初めての試みだが 「自分たちの年代的に見てもやれる時期だから、試しにやってみようと考えたんです」と自然体だ。

「これ、きれいだね」お互いの出来映えを鑑賞

花後の管理の仕方についても教えあった

集荷場の敷地には、女性部で植えた梅の木がある

 「活動はまず楽しむこと。女性部としての責任は意識しつつ、自分たちがやりたいようにやってもらえばいい。それが生き生きと輝くひけつ」。昆さんの笑顔が、それを証明していた。

(取材日/平成27年5月13日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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