いわての輝く女性

平成28年2月 JAいわて花巻女性部 花巻地域支部

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JAいわて花巻女性部 花巻地域支部

JAいわて花巻、花巻地域支部長の藤原智子さん

 しとしとと降る晩秋の雨に、色づいた木々もしっとりと濡れている。ここは岩手を代表する温泉地、花巻温泉郷。間もなく11月という季節、肌寒くはあるが潤いを帯びた山の紅葉はひときわ素晴らしく、駐車場に集まったJAいわて花巻女性部のメンバーも周りの光景に見とれている。本日は、JAいわて花巻女性部花巻地域13支部から参加者を募ってのウォーキングデー。紅葉の名所としても知られる花巻温泉郷の自然散策を楽しむ趣向だ。

花巻温泉の駐車場に集合。霧雨が降っていた

雨に濡れた紅葉はひときわ美しい

赤に黄色、錦の紅葉に彩られた遊歩道

遊歩道にはクマ除けの鈴も。鳴らして歩く

 コースは花巻温泉駐車場から、バラ園前の道を通って渓流沿いに名勝・釜淵の滝まで向かうもの。遊歩道も整備されており、特別な装備がなくても楽しめる。「こんな風に『地域のいいところ探し』を兼ねたウォーキングは3年前から実施。石鳥谷の光林寺や東和の成島毘沙門堂、大迫町のぶどう園などへも行きました」。花巻地域支部長の藤原智子さんが教えてくれる。リーダー研修と合わせる形で実施されており、今回も30名近い部員が参加した。

 ウォーキング前には、JA岩手県厚生連の藤原さんの指導のもとウォーミングアップ。

出発前はストレッチから。じっくりと筋肉を伸ばす

ウォーミングアップは20分をかけて行われた

体幹に効きそうな片足立ちは二人一組で

 「運動をする前には筋肉を少し動かしてから」と、腕から上半身、太ももそしてアキレス腱へとゆっくり時間をかけて筋肉をほぐしていく。藤原さんによるとウォーミングアップのルールは「反動をつけずに身体を動かす」「呼吸を止めずに行う」「カウントはとらずに行うこと」の3つとのこと。またウォーキングの正しい姿勢は、目線は前方10~15メートルぐらいに置いて拳は軽く握り、腕は胸の高さでコンパクトに振り、足はかかとから着いてつま先で蹴るというもの。1.6キロメートルを20分で歩く「1マイルエクササイズ」を意識して歩くイメージで、一行は花巻温泉駐車場をスタートした。

「これは何の実だろう?」森の中は発見が一杯

白糸のような水が滑り落ちる釜淵の滝

地元の名勝を前に記念写真を

 舗装路をそれて階段を降りると遊歩道が続いている。温暖化で紅葉も早まっているといわれるが10月下旬の花巻温泉はまさに見頃で、頭上を見上げながら歩を進める。間もなく、木立の向こうに堂々たる滝が見えて来た。名勝・釜淵の滝は、宮沢賢治が花巻農学校勤務時代に生徒を連れて調査に訪れた場所でもある。「花巻に住んでいても、ここ(釜淵の滝)に来るのは初めて」という参加者は思いのほか多く、桟橋の前では記念撮影も。滝の上の吊り橋を渡り、林の中で落ち葉拾い、見事な植栽が見ものの松雲閣別館を脇に見ながら、ウォーキングは無事に終了した。花巻地域支部の活動を取りまとめている藤原支部長は、昨年から行事の見直しをかけ、女性部のつどいやクッキングフェスタなどの女性部活動は継続しながらも各地域での活動にも重点を置くことにしたという。理由は高齢化など様々だが、「楽しいことを続けることで『私もやろうかな』という雰囲気にもっていければ」と話す。今回のウォーキングも、地元に目をむけ、女性部活動に興味を持つきっかけづくりともいえそうだ。13支部で構成される花巻地域支部、さまざまな工夫で活動を盛り上げている。

昭和天皇もお泊まりになったという松雲閣別館

渓流の上には吊り橋。トレッキング気分は満点

美しい紅葉をバックに参加者で記念写真

(取材日/平成27年10月28日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美) 

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