いわての輝く女性

平成29年4月 JA新いわて女性部

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JA新いわて女性部

髙橋弘美女性部長(前列右から3人目)を囲む各支部の支部長

 1年間の活動の締めくくりとして開催される、JA新いわて女性部のつどいと家の光大会。管轄エリアは本部のある滝沢から内陸の雫石、西根、松尾、安代、玉山、岩手、葛巻に北部と奥中山、そして沿岸部の久慈、宮古とほぼ岩手県の半分を占めるJAなだけに、会場となった盛岡市の姫神ホールには450名を越える部員が集結。その女性パワーが天に届いたか、朝から降っていた冷たい雨も開場の10時にはほぼ上がっていた。

 今回は、開催20回目の節目となる大会である。挨拶に立った髙橋弘美女性部長は婦人部時代の思い出を披露、組織改編の激動も乗り越えられたのは部員のおかげと感謝を表し「活動指針はみんなで幸せに生きるということ。元気な女性部がJAを支えていって欲しい」と会場に向かって呼びかけた。

 来賓からの祝辞でも、昨今の農業情勢の中でいかに女性パワーが求められているかが語られた。JA新いわて代表理事組合長の久保憲雄さんは、今年からスタートした女性部3カ年計画「JA女性ふみだす勇気 学ぼう・伝えよう・地域とともに!!」の目標達成を祈念。JAとしては組合活動の基本である「相互扶助」と「教育・文化活動」を通じて一人ひとりのスキルを上げていくことにこれからも重点をおくと宣言した。続いて盛岡農業改良普及センター長の高橋則光さんは、昨今の農業センサスを紹介。農業就業人口の47パーセントを女性が占めること、また販売額が大きい経営体ほど女性の従事率が高いことなどに触れ「男性の意識改革も必要と感じる」とスピーチ。会場の部員も聞き入っていた。

「家の光」普及・文化活動優良支部の表彰式

興味深い話題が飛び出した
増田満喜さんの講演

ホールの外では各支部自慢の
農産加工品を販売

 家の光の普及・文化活動優良支部に選ばれた久慈支部・岩手支部・北部支部の表彰などが行われ、午前の最後のプログラムは講演会。管理栄養士・野菜ソムリエの増田満喜さんが「健康づくりは毎日の食卓から~小さな努力が未来へ繋がる~」と題して講演。岩手県民にとっては前知事夫人としてお馴染みの増田さん、当地を離れて9年となった現在も滝沢市の幼稚園で給食の提案をするなど繋がりがあるという。食にまつわる活動や講演も多く、今回も「健康」「食品ロス」「食育」の3点についてパワーポイントを使いながら、話題のキーワードや世界での事例など、興味深いお話を披露してくれた。

 午後の部は活動発表から。久慈支部の横田マサ子さんは「〜女性パワーに願いを込めて!〜」と題し、震災後の女性部崩壊の危機に奮起して始めた様々な活動を紹介。そして調理室を備えた女性部活動の拠点が間もなく完成すると、うれしさをにじませながら発表した。北部支部の永井美保子さんは、奇抜なファッションショーで会場を沸かせたあと「〜50周年を迎えて、そして未来へ〜」と題して支部を紹介。方言を交えた発表は笑いが絶えないが、平成11年10月の水害でJAいわて中央からの支援に共同の精神を感じたとの話には、会場から温かな拍手が贈られた。続いて久慈支部の大上美保子さんは「〜拡げていく、若いパワー〜」として、活動を通した発見や成長を報告。フレッシュ部らしい視点が新鮮だった。

演壇に立つ横田マサ子さん。
映像データは台風で流出

衣装と方言で会場を沸かした永井美保子さん

フレミズでの体験談を
発表する大上美保子さん

優良賞を受賞した雫石支部の
「カルシウムたっぷりやわらか弁当」

 活動発表のあとは、雫石支部の産直・加工グループが作ったお弁当が「第6回あなたに届けるJA健康寿命100歳弁当コンテスト」の乳・和食部門で優良賞を受賞した報告が行われ、グループを代表して石亀文子さんが調理や工夫した点を発表した。

 プログラムはいよいよ終盤、各支部の芸達者による恒例のアトラクションである。今年は松尾支部と葛巻支部が歌や踊りを披露、歌手新沼謙治の歌う「葛巻慕情」に合わせた踊りではスクリーンに美しい葛巻の風景が映し出され、会場からも「きれい」と感嘆の声が。華やかな花笠音頭や小粋な波止場シャンソンに続き、松尾支部は12人で寸劇を披露。畑を譲らない鬼とおばあさんの掛け合いに、大きな笑いと拍手が何度もわき起こっていた。

鮮やかな着物で「葛巻慕情」を
踊る葛巻支部メンバー

創意工夫いっぱいの発表に大きな拍手がおこる

かけ声と拍手に合わせて
波止場シャンソンを踊る

 新たな3カ年計画にともない、JA新いわて女性部ではアクティブエルダーの交流の場を企画。7月の第一回交流会では震災被災地での研修旅行を行うなど、独自の取り組みをスタートさせている。組織のスケールと女性ならではの観点で、地域と人を元気にするアイデアに今後も注目したい。

松尾支部は白塗りの顔で目出度い大黒舞を披露

劇「知らぬは損」ではコミカルな掛け合いに大爆笑

フィナーレは大黒様が会場に登場、お菓子をまいた

(取材日/平成28年11月3日、取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

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