いわての輝く女性

平成30年1月 JAおおふなと女性部

一覧へ戻る

JAおおふなと女性部

インストラクター熊谷さんの指導で体操スタート

 師走に入って間もない土曜日の朝9時過ぎ、大船渡市総合福祉センターにはJAおおふなと女性部のメンバーが続々とやってきた。今日はJAグループが取り組んでいる「JA健康寿命100歳プロジェクト」の一環として、女性部とJAのボランティア組織「虹の会」が合同で企画した「健康講座」の開催日。センターの体育館に集まった30名余のメンバーを前に、部長の及川久美子さんは「最後まで楽しく過ごしましょう」と挨拶し、虹の会の代表の上部博子さんも「元気で年末を乗り切るために活動いたしましょう」と朗らかに話しかけた。

足指を回すだけで体が温まってくるのを実感

手を動かし声も出す。頭もスッキリする

楽しい指導に笑い声が絶えない

誕生日、住んでいる地域。声をかけ集まるゲーム

最後は誕生日順。前後に声をかけ一列に

地域は違っても女性部の仲間。
集まれば笑顔が

 まずは体を動かすためのウォーミングアップ。大船渡市で介護予防の運動教室などを実施する団体「さんりくWELLNESS」のインストラクター熊谷侑希さんを講師に、広い体育館に座ったメンバーは足のストレッチから始めていく。足の指動かしから足首そして股関節の運動と、体の部位をていねいにほぐしていく体操に「ほー楽になったわぁ」「足先が温まりました」という声が続出。たっぷり30分の運動のあとは全員が起立、体を使ったジャンケンや熊谷さんのいうテーマ(誕生月別、住んでいる地域別など)に合わせてグループを作るゲームを体験。「7月生まれの人ここだよー!」「わたし1月、1月!」、手を挙げ声を出しながら体育館を走り回るメンバーの頬はすっかり上気し、うっすら汗ばんでいるほど。最後は全員で円陣をつくり、スクワットなどの筋トレでたっぷり1時間の体操タイムが終了した。「日頃の小さな積み重ねが大切ですからね、ぜひうちに帰ってからも続けてください」という熊谷さんに、全員が元気にうなずいていた。

医療関係医者で結成された
「劇団ばばば」

高血圧で倒れたおじいさんに
医師らが指導を

管理栄養士が塩分を測定。
みなさん芸達者である

 引き続いては勉強の時間。陸前高田市の医療や福祉、介護職員などの専門家が市民の健康増進や病気予防のために結成した「劇団ばばば」による寸劇「塩を減らそう!」の鑑賞だ。岩手県は脳卒中死亡率全国ワースト1であり、脳卒中や高血圧の予防を目指す減塩運動が展開されている。寸劇はとある家庭の食卓を再現し、家族の高齢男性が食事中に突然倒れて入院、医師や管理栄養士からの指導を受けて家族全員で減塩生活を始めるというストーリー。「味噌汁には豆腐を入れて減塩にする」「塩鮭ではなく生鮭を食べる」「刺身にはしょうゆはかけずに漬けること」「野菜を食べると塩分排出の助けになる」などの具体的な食事の取り方が紹介されていて、非常にためになる内容だ。

「こんなに含まれてるんだ」
食品の塩分を見て

管理栄養士から
具体的な減塩アイデアを学ぶ

 笑いありのにぎやかな劇のあとは管理栄養士による適塩生活のお話。会場に回されたのは食パンやカップラーメンなどの身近な食べ物で、使用されている食塩まで添付されている。ちなみに1日の塩分摂取量は高血圧予防の観点からは6グラム未満とされているが、カップラーメン一食分には5.8グラムもの塩が使われているのだとか…。「実際の塩分量を知ることが減塩のこつ。毎日の積み重ねがたいせつです」という話も、食品の塩分量を知った後では実践する意識がより強くなりそうだ。

活動歴は20年以上。
虹の会代表の上部博子さん

「健康は大切なテーマ」と
JAおおふなと女性部長の
及川久美子さん

 「初めての試みだったし、今はアワビ漁の時期。それにもかかわらずこんなに集まってもらえた」と及川部長も手応えを語る今回の健康講座。虹の会の上部代表も、今まではあまりなかった女性部との活動に意義を感じているという。

 健康は、誰もが関心があること。今回の健康講座をきっかけに、JAおおふなと女性部の新たな事業テーマとなっていくかもしれない。

(取材日/平成29年12月2日 取材・撮影/フリーライター 井上宏美)

インデックスページへ戻る