寒締めほうれんそう
寒締めほうれんそう 岩手県map

岩手県の厳しい冬、寒さの中で90~120日かけてじっくりと育てられます。
寒風にさらされることにより、葉は縮み肉厚で、濃緑色の甘味が凝縮されたほうれんそうです。

歴史
短角牛のルーツ

 発祥は宮城県。平成12年頃岩手県に伝わり、「朝霧」という品種で久慈地方が最初に取り組みました。露地を中心として栽培していましたが、収穫が天候に左右されることもあり、今はハウス栽培が主流です。約250世帯が取り組んでいます。出荷は11月下旬から始まり1月末までが最盛期です。
 品質に定評があり、今では首都圏を中心に販売。

栽培方法
代表的な栽培方法
栽培方法ph1栽培方法ph2

 北東北の中でも比較的雪が少なく、日照が多い立地を活かしており、12月~2月にかけては、寒風の天然冷蔵庫となります。
 9月下旬からビニールハウスで播種。温度管理をしながら成長させ、最大葉長が20cm以上に生育したところでハウスの裾を開け、1~2週間寒気にさらします。寒さにさらすことにより、ほうれんそうは自分を守るため葉っぱを地面につけ、縮れます。水分を体外に出し、糖分とビタミンCを蓄積していきます。90日~120日かけてじっくりと育て、糖度が8(※1)以上になったら出荷です。中には糖度12以上になるほうれんそうもあります。ビタミンCも一般栽培に比べると100gあたり最大160%(※2)も多く含まれています。
 寒締めほうれんそうの根は深く、ビニールハウスといえども土は凍っていますので、葉を傷めないよう鎌で収穫します。
※1通常の糖度は5~6です。日本食品分析センター調 ※2日本食品分析センター調

おすすめ料理
おひたし

■材料(四人分)

寒締めほうれんそう

1袋
だし汁
大さじ1
醤油
大さじ1
おひたしph

■作り方

(1)
たっぷりのお湯を沸かし、寒締めほうれんそうを軽く茹で上げます。
(2)
だし汁と醤油を混ぜます。
(3)
お好みでかつお節をかけていただきます。
ベーコン炒め

■材料(四人分)

寒締めほうれんそう

1袋
バター
大さじ1
ベーコン
120g
ホールコーン
190g
ベーコン炒めph

■作り方

(1)
寒締めほうれんそうを洗い、食べやすい大きさに切ります。
(2)
ベーコンを食べやすい大きさに切ります。
(3)
バターをフライパンに入れ、ベーコンを炒めます。火が通ったところでほうれんそう、ホールコーンを入れ軽く炒めて出来上がり。お好みで黒胡椒をかけていただきます。
この方に聞きました
下曽根・長坂

JA新いわて 久慈営農経済センター 米穀園芸課
副主幹 下曽根 明男さん

久慈市戸呂町 寒締めほうれんそう 生産者
長坂 亜紀子さん

 長坂さんは、現在4アールの作付面積で寒締めほうれんそうを作っています。比較的雪が少ない場所といえども、自然相手の氷点下の外での作業は大変ということですが、「甘くて美味しい寒締めほうれんそうを待っていてくれる消費者の方がいるので頑張ります」と明るい笑顔で答えてくれました。
 JA新いわての下曽根さんは、生産者の良き相談相手にもなり、一緒に品質向上に努めています。