作文部門
一般社団法人家の光協会北海道東北普及文化局長賞
氏 名 学校名・学年 作品名 該当JA
菊池 苺 奥州市立木細工小学校3年 「おもち作り」 JA江刺

おもち作り

菊池 苺
奥州市立木細工小学校3年

 「おもち作りするぞぉ。」
じいちゃんの大きな声がした。お正月の朝、わたしの家ではおもちを作る。
 丸くて白いもち米。はちみつをあげているおじちゃんの家からもらってきた。ボールに入れてうるかす。こうしておくと、ふんわりおいしいおもちになるんだって。水の色が白くなったら、手でゴシゴシあらう。指を立てて回してあらう。これは、母ちゃんが教えてくれた。ザラザラザラザラ。きかいにもち米を入れた。
「スイッチ、オン。」
横でじっと見ていた妹のゆいが赤いボタンをおした。赤がスタートで白がストップボタン。まい年手つだいをしているから妹だってできるんだ。ガッガッガッ。回りはじめたきかいの音。米つぶがどんどんやわらかくなる。バラバラだったお米が一つにまとまってきた。ポコン、ポコンとおもちがふくらんでくる。三才の妹のおなかみたい。モチモチしてきた。
「一回止めろ。」
白いボタンをゆいがおす。じいちゃんがふたを開けてたしかめる。白いゆげがモワァッと広がる。おもちのおいしそうなにおい。
「米つぶがのごってるから、ただげ。」
ゆいがすりぼうでたたく。やわらかくなって二つにわれた。
「もう一回、スイッチオン。」
今どはつぶもなくきれいに丸くなる。
 大きなさらにこなをしき、その上にもちを出す。メタアッと流れて広がる。じいちゃんは、手にこなをつけてもちを小さく丸める。あついのに、すごいなあ。丸めたもちが、きなこの中に入れられる。まっ白だったおもちが黄土色にへんしん。一口食べたら、あまくてモチモチやわらかい。わたしも、家族のみんなもおかわりを何回もした。じいちゃん、来年もおいしいおもち作りをやろうね。

 
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