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日本農業新聞トピックス

2018-09-12掲載 (東北版)

早生リンゴ「江刺ロマン」 現地視察会 新品種に注目 

 県中央農業改良普及センターは8月下旬、奥州市江刺のリンゴ園「アップルファーム」と「紅果園」で、早生リンゴ「江刺ロマン」の現地視察会を開いた。「江刺ロマン」は、今年3月に出願公表された品種。県内の生産者やJAなどの関係機関から約80人が参加し、育成経過や品種特性、育成状態を確認した。
 「江刺ロマン」は、「紅果園」の園主の高野卓郎さんが2006年に「シナノゴールド」と「紅ロマン」を交配。07年に交配実生を育成し、08年には育成した実生を台木JM1に接ぎ木をして植栽した。13年に初結実し、13〜17年にかけて外観、味、貯蔵性を調査。試食会なども数多く行い、高評価を得たことから品種登録を決めた。
 17年11月に「高野7号」として品種登録を申請し、今年3月に出願公表された。これまで高野さんが携わってきた「紅ロマン」「藤原ロマン」「ゴールドロマン」「奥州ロマン」に続くロマンシリーズとして、「江刺ロマン」と名付けた。
 「江刺ロマン」は甘みが強く、一般的な早生品種に比べて硬度を維持し、日持ちが良いことが特徴だ。試食した参加者からは「歯触りがいい。甘みが強くておいしい」と声が上がった。
 高野さんは「味がしっかりした、『つがる』に負けない品種になると思っている。栽培が楽で、同時期にいっぱい収穫ができる。農家の利益になり、日本全国に羽ばたくリンゴになってほしい」と期待する。

原木を見ながら説明した「江刺ロマン」の現地視察会(岩手県奥州市江刺で)


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