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日本農業新聞トピックス

2019-01-10掲載 (東北版)

花巻市 ミニトマト生産の企業 農福連携 新たな試み 施設利用者 通年で就労

 花巻市豊沢町のケアート運営する就労継続支援B型事業所ふぁーすとりんくと、同市椚ノ目でミニトマト生産に取り組む企業のネクスグループは、農福連携事業を始めた。農福連携による通年の福祉施設外就労は、工賃アップや農業の人手不足といった課題解決に貢献している。
 同事業所は、週1回や短期間での施設外就労に取り組んできたが、通年作業できる就労先がないか市に相談したところ、同社を紹介された。市や県社会福祉協議会の支援もあり、通年での就労や農福連携に初めて取り組むことになった。
 取り組みは昨年12月から始まり、同グループのビニールハウスで週4日、午前10時から午後3時まで、利用者4人がトマトの下葉処理や誘引、収穫などに当たる。
 ケアートの宮沢伴一専務は「利用者の一般就労を目標に、企業と改善していきながら良いものを築き上げていきたい」と話した。
 ネクスグループは、独自の先端通信技術を活用してミニトマトを生産、販売する。生産者の年齢や経験を問わず、野菜を簡単に育てられる仕組みを提供することに取り組んでいる。同社の秋山司社長は「人手不足の解消とともに、障害者や高齢者でも農業に取り組めることを広めていきたい」と話した。

ミニトマトの芽を摘み取る利用者(岩手県花巻市で)


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