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日本農業新聞トピックス

2019-03-11掲載 (直売)

購入者の目線を意識 高橋淳さん サン・フレッシュ都南組合長

 岩手県紫波町の橋淳さん(57)は、JAいわて中央の子会社、JAシンセラが運営する盛岡市下飯岡にある産直「サン・フレッシュ都南」に、米や野菜などの農産物、餅菓子を出荷している。市内の直売所やスーパーの産直コーナーなど約10店舗でも販売する。橋さんは「生産者の思いを主張でき、消費者からも感想をもらえることが産直の魅力」と言う。
 父、母、妻、息子の他、社員1人とパート従業員4人で高橋農園を経営。水田9f、畑35e、ブドウ30eを経営し、水田ではうるち米ともち米、転作で小麦とソバを栽培する。
 「やりたいことはすぐに行動し、あえて結論は出さない」と話す橋さん。これまで野菜や果樹、きのこなど多くの作目に取り組んできた。「その時は成功しなくても、引き出しをたくさん持っているといつか役に立つ」と考えている。
 紫波町は古くからもち米の産地。橋さんは餅を広めたいと、1995年から餅菓子作りに取り組んできた。大福やくるみ餅など10種類に上り、毎朝、父や母の協力を得て作っている。さまざまな加工品にも挑戦してきた。売れると思ったものが売れず、意外なものがヒットした経験を重ね、「生産者目線で考えるのではなく、購入する側の目線が大切と感じた」と話す。
 橋さんは、サン・フレッシュ都南の組合長を務めている。農家の手取りが少しでも多くなる価格を設定し、付加価値の高い商品をきちんと紹介できる販売をしたいと考える。後継者の育成にも力を入れ、「新規就農者が産直で販売し、規模拡大を目指す時にJA出荷へ誘導していければいい」と期待を込める。

 主な出荷先:JAいわて中央の子会社、JAシンセラが運営するサン・フレッシュ都南 住所は盛岡市下飯岡21の180。(電)019(637)6802。会員数407人、2017年度の売上高は8億7681万円

自慢の米をサン・フレッシュに出荷する橋さん(盛岡市で)


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