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日本農業新聞トピックス

2019-04-16掲載 (東北版)

第100回南部杜氏自醸清酒鑑評会 新酒767点 味わい競う

 南部杜氏(とうじ)協会は4月上旬の4日間、花巻市で新酒の出来栄えを競う「第100回南部杜氏自醸清酒鑑評会」を開いた。岩手や宮城、福島県などを中心に、北海道から岡山県まで25都道府県の蔵元149場から767点が出品された。
 鑑評会は、南部杜氏の酒造技術の研さんと資質向上を目的に1911年に始まった。東日本大震災などで中止した時期もあったが、第100回まで続き、今では岩手の春の風物詩にもなっている。
 今回は、吟醸酒の部に337点、純米吟醸酒の部に269点、純米酒の部に161点が集まった。第2審では、第1審を通過した吟醸酒192点、純米吟醸酒122点、純米酒65点を、第2審で仙台、東京、名古屋などの国税局鑑定官や指導機関の担当者ら15人が審査した。審査員は香りを確かめたり、口に含んで甘みやうま味などを確認したりした。
 第3審、決審後、同協会の役員会議で上位入賞の吟醸酒15場、純米吟醸酒5場、純米酒3場を決定し、5月24日に表彰する。
 岩手県工業技術センターの米倉裕一醸造技術部長は「醸造技術が年々向上していることもあり、例年になくきれいな酒がそろった。米の出来が良く、甘み、うま味、香りのバランスがとても良く、審査員泣かせだ」と評価した。

新酒の味や香りを評価する審査員(岩手県花巻市で) 


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