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日本農業新聞トピックス

2019-05-30掲載 (東北版)

ピーマン10億円めざす 露地で夏場に稼ぐ 高齢者でも管理が容易 JA新いわて

 JA新いわてはピーマンを最重点品目として生産振興を進めている。2018年度のピーマンの販売額は7億9470万円。JAは10億円の販売を目標に、各地で指導会を開いている。
 現在、JAではおおむね10億円を超える販売品目としてキャベツ、レタス、ホウレンソウ、キュウリ、菌床シイタケがある。次の10億円品目として、ピーマンを最重点品目に据えている。
 JA宮古営農経済センターは24日、岩泉町と田野畑村の2会場で、露地ピーマンの定植指導会を開いた。新規栽培する生産者ら17人が参加し、定植からの初期管理を確認した。
 宮古農業改良普及センター岩泉普及サブセンターの菅野史拓上席農業普及員は「定植後1週間は、地温と水管理を徹底し活着を意識してほしい。かん水装置を活用し、ない場合は手がけかん水で十分な水分を確保し、初期の木づくりをしっかりして収量を確保すること」と説明した。
 同地域では今年、新たに15人が露地ピーマンの栽培に取り組む。今年から40eで露地ピーマンを栽培する田野畑村巣合地区の中村真文さん(39)もその一人。中村さんは「春はブロッコリー、秋はニンジンの栽培が確立されてきているが、夏場の品目として露地ピーマンを考えていきたい。周年の栽培体系を確立し、周年雇用による安定経営を目指していきたい」と話す。
 JA宮古営農経済センターの石井健吾さんは「宮古地域は、夏秋期は果菜類を中心に野菜生産をしているが、高齢化でキュウリなどの栽培が厳しいと感じている。ピーマンは他品目と比べ管理しやすく取り組みやすい。沿岸の気候特性を生かした周年栽培を進める中で、夏場の収入を得る品目にしていきたい」と意気込む。
 JA新いわては、日本一の産地を目指し、農畜産物販売額500億円を目指している。そのうち、野菜の販売目標を120億円とし園芸振興を進めている。

定植後の管理を確認する生産者ら(岩手県田野畑村で)


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