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日本農業新聞トピックス

2019-11-29掲載 (東北版)

食品の機能性学ぶ JA新いわてなどセミナー 県産の可能性探る 特産 寒じめほうれんそうPR

 公益財団法人岩手生物工学研究センターといわて農林水産物機能性活用研究会、JA新いわては27日、盛岡市で「いわて農林水産物機能性活用セミナー」を開いた。農業関係者や食品、医療、福祉関係者ら約150人が参加し、農林水産物の機能性の活用について理解を深めた。
 久慈地域の寒じめほうれんそうが今年7月、県内で初めて生鮮食品として機能性表示食品に登録された。11月下旬から出荷が始まったのを機に、食や健康に関係する人に、機能性表示食品について知ってもらい、岩手の農林水産物の可能性を一緒に考えるきっかけにしてもらうことを目的に開いた。
 セミナーでは、寒じめほうれんそうの登録までの取り組みや、機能性表示食品における生鮮食品の可能性、全国の取り組み状況などを紹介した。
 同センター生物資源研究部の矢野明部長は「機能性食品とは何か。健康機能を有する農林水産物の活用と地域振興」と題し、寒じめほうれんそうの機能性表示食品の登録までの経過と、健康機能を有する農林水産物の活用による地域振興について講演した。
 同センターの杉原永康理事長は「機能性表示食品としてのデータを積み上げてきて、やっと登録になった。寒じめほうれんそうは素晴らしい食品。関係機関と連携し、今後も機能性を活用した取り組みを進めたい」と話す。
 JA新いわては、同センターと同研究会と協力し、寒じめほうれんそうに含まれるルテインに着目して機能性表示食品としての登録に向け取り組み、2019年7月に消費者庁に受理された。ルテインは、目の健康維持に効果があるとされている。
JA久慈営農経済センター米穀園芸課の澤里文昭課長は「登録による有利販売で生産者の所得向上を目指し、産地の活性化につなげたい」と意気込む。

機能性表示食品の寒じめほうれんそうを試食する参加者(盛岡市で)


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