各自、野菜は自分で値札と個人の名前を付けて搬入する。幸い4月10日の土曜日は快晴、雨の日は天幕を張るなどで休まないのもお客のため、向かいはAコープのお店、隣は第三セクターの産直、200メートル位離れてJA組合員のレストラン併設の産直が道路の側にある。夫々が役割分担、お互い特徴を出し、補い、相乗効果をあげているのも珍しい。
16人の会員は加入も自由、自主運営が少しの手数料でも成功している原因である。会計など、相談の窓口はJAふれあい課の吉田真澄調査役が支えているので鬼に金棒。
研修会で勉強も欠かさない。会員の3人がお菓子など作り方を勉強、食の匠の資格と加工所の認可も取って評判の餅菓子を出品している。春一番の若芽のよもぎ餅が絶品だった。
折々の親睦会も相互の意見交換、お客からの要望、意見などを取り上げて運営改善を怠らない。年一回の一泊旅行は研修も兼ねた楽しい親睦会で、夫々の生き甲斐がお客の心に反映される。
当番以外の会員は、お店に出品するほうれん草の手入れをする平野スワさん、レタスの収穫をする小原顕子さんなど、農作業や家事の合間を見て産直を支えている。
14年間も続いている「JA女性部土曜夕市」は無店舗の青空市…大きな新しいお店達と補い合う親しみのある異色の輝く女性の産直である。
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