
もぎたて市」会員のみなさん
左から二人目がJAの多賀さん |

コンビニに隣接して建てられた小綺麗なお店
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会員は23人、専業農家である。釜沢生活改善グループが主体となり産直「もぎたて市」を国道4号のコンビニに隣接してテントを張り、平成9年6月にもぎたての果物、野菜を並べて販売を始めた。青空市のようであったが雨の日などがあり、コンビニのオーナーが隣接して平成10年5月に建物を建ててくれ、それを借りて営業をつづけている。コンビニに来るお客のためとの配慮は成功し好評である。

お客との会話が親しみを感じる |

常連客の矢田さんとの会話も弾む |
お店は小さくて小椅麗なのが特徴。お客の近くに住む矢田絹子さんは、新鮮で安いほかにみんな一生懸命で和やかな雰囲気がとてもいいので、必ず毎日買いに来ると言う。会員は今は23人だが、専業農家のため忙しくてこれない人があり、当番も交代でやりくりしていると言う。もぎたて市は開店が12時から18時までで年中無休である。会員は、もぎたてをお店に運び、仲間みんなとお話するのが楽しみと言う。「和気あいあい」それがお客に反映して好評の元でもある。会長は全員で交代、今は3回目と佐藤会長はみんなで苦労を分かちあうことで運営に力を結集している。

狭いながらもきれいなお店である |

風にはためく「もぎたて市」の案内標示 |
商品の名札は各自印刷して持参、店に備え着けのラベラーで値段を打つので見やすくきれいである。産直は粗末な字がとかく多い中で、これはすっきりしてお客にも好評である。その名札の片方で各自の売り上げの管理をするのは、会計の高橋サトさんである。会計は交代であるが、忙しい人が多く高橋さんが担当することが多い。会計も接客には大切な部門で、高橋さんは好評である。月1回、各自の通帳に振り込みをする。総会は春にJAの多賀智子さんの指導のもと開かれる。研修は年1回、外の産直の見学など会員の楽しみである。

お店の前に商品を出して、お客の目を引く |

もぎたてを搬入
トラックを囲んでの情報交換 |
今後の課題は、多目的センターに加工品を作れる施設を作ることである。餅などの加工品は専業農家なので作る時間が無く、要望に応えられていない。JAの指導、協力が大切で、担当の多賀さんはお店に出て、みんなと一緒に商品の陳列やお客に対応してお店の運営にあたっている。女性だけで運営してるのが成功の元とも考えているという。

店内には工芸品も展示 |

名札と品名カードに価格のシールを印刷して張り付ける |
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