
茅葺きのレストラン「んめぇがすと」国民宿舎「衣川荘」の前にある |
衣川村で江戸後期の茅葺きの家を移築し「民芸屋敷」と名付けて活用していたが、平成14年茅葺き屋根の改修を県内外のボランティアで見事に葺き替え、それを期に地場産品の販売と民芸品の販売及び民芸屋敷のレストラン「んめぇがすと」なる名称でレストランを立ち上げた。

メンバーたち
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当番の応援に来たメンバー達 |
メンバーは13人。開店は平成14年6月29日、今年で3年目に入る。自分たちで野菜などを持ち寄り、食材は全て地場のものというのが特徴。主なメニューは5つのセット、他に単品がある。平日は当番が2人、土日は3〜4人体制で臨み無理のない運営がなされており、昔から伝えられた郷土の食材と味付けが好評。入ると広い土間があり、畳のお座敷には季節柄大きなこたつが置かれ、それがそのまま食卓になり何とも懐かしい。

お振舞膳
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ガルギール冷しうどん |

五目おこわ膳
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貞任膳 |

お振舞もち膳
正式なお膳で昔ながらの本物の増沢塗りの本お膳を使う
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ガルギール |
メニューには特産のガルギールがふんだんに使われている。ガルギールとは衣川特産の野菜で、エジプト産のアブラナ科の葉野菜。栄養価は非常に高く、カルシウムはほうれん草の3.6倍で灼熱の地でも冬の寒冷地でも青々と生育する生命力の強い野菜である。淡白な味でなじみやすいので何にでも使える。「うんめぇがすと」でないと食べられない貴重な料理である。

厨房の入り口
いろりではイワナなど串焼きがされる お客もここで待つ
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入ってすぐの広い土間
民芸品が並ぶ 左がお座敷レストラン |
お店のメンバーの特徴は、みなさん底抜けに明るいことである。にぎやかな笑い声が絶えなく、お客さんとも故郷のおばさんのように話がはずむ。ここにも女性だけの運営での成功の鍵があると発見。会計決算も担当の方が全てこなす見事な自主運営である。夢は口コミでお客さんに沢山来てもらうことであると言う。営業は午前11時から午後4時まで。月曜日はお休みである。

水加減にも気を使う
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厨房は大忙し |

食膳の盛り付け
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こたつのテーブル |
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